自立援助ホーム支援助成
2023年度 助成選考結果
自立援助ホーム支援助成
助成団体総数25団体
No、所在地、団体名 など
- No
- 所在地
- 団体名
- プロジェクト名
- 助成額
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- No:1
- 所在地:北海道釧路市
- 団体名:全国自立援助ホーム協議会 北海道ブロック 事務局:KCホームズ
- プロジェクト名:北海道ブロック連携強化事業
- 助成額:490,000
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- No:2
- 所在地:茨城県つくば市
- 団体名:特定非営利活動法人マナーズ
ハレルヤ・ファミリー - プロジェクト名:ハレルヤ・ファミリーの児童を宿泊を兼ねた旅行に連れて行く事業
- 助成額:400,000
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- No:3
- 所在地:茨城県稲敷郡
- 団体名:特定非営利活動法人 青少年の自立を支える会シオン 自立援助ホームみらい
- プロジェクト名:自立援助ホームみらい施設修繕事業
- 助成額:400,000
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- No:4
- 所在地:栃木県宇都宮市
- 団体名:特定非営利活動法人 青少年の自立を支える会 自立援助ホーム「星の家」
- プロジェクト名:日帰り旅行 夢の国 東京ディズニーランドへ
- 助成額:250,000
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- No:5
- 所在地:栃木県栃木市
- 団体名:社会福祉法人 イースターヴィレッジ
自立援助ホーム マルコの家 - プロジェクト名:職員研修費用
- 助成額:150,000
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- No:6
- 所在地:埼玉県さいたま市
- 団体名:社会福祉法人 スマイルの仲間たち
自立援助ホーム クリの家 - プロジェクト名:すきま風を遮断して暖かい家にする為のリフォーム工事
- 助成額:280,000
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- No:7
- 所在地:埼玉県深谷市
- 団体名:社会福祉法人 三愛学園
自立援助ホーム 三愛子ひつじ寮 - プロジェクト名:利用者居室・生活環境整備事業
- 助成額:300,000
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- No:8
- 所在地:埼玉県志木市
- 団体名:特定非営利活動法人 結 樹の下ホーム
- プロジェクト名:水光熱費等の基本料の高騰における節約、節水の取り組み
- 助成額:200,000
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- No:9
- 所在地:千葉県松戸市
- 団体名:特定非営利活動法人 誠心会
こたにがわ学園 - プロジェクト名:洗濯機の買い替えによる住環境整備事業
- 助成額:400,000
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- No:10
- 所在地:千葉県市原市
- 団体名:特定非営利活動法人 光と風と夢
自立援助ホーム みんなのいえ - プロジェクト名:チームビルディングを通して若者たちと支援スタッフが紡ぐ対話プロジェクト
- 助成額:220,000
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- No:11
- 所在地:東京都国立市
- 団体名:社会福祉法人 カリヨン子どもセンター自立援助ホーム カリヨンとびらの家
- プロジェクト名:青年よ、旅に出よ ~コロナ禍で失った青春を取り戻せ~
- 助成額:350,000
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- No:12
- 所在地:福井県福井市
- 団体名:一般社団法人 ラシーヌ
自立援助ホーム さくらの木 - プロジェクト名:入居者の移動支援に必要な車両購入事業
- 助成額:400,000
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- No:13
- 所在地:静岡県三島市
- 団体名:特定非営利活動法人 森のようちえん・太陽と緑の風クラブ
自立援助ホーム KOKORONE - プロジェクト名:KOKORONEクリスマスコンサート(地域の皆様へ感謝を込めて)
- 助成額:350,000
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- No:14
- 所在地:静岡県御殿場市
- 団体名:特定非営利活動法人 ノースガイア ノースガイア
- プロジェクト名:学習ルームの環境整備
- 助成額:400,000
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- No:15
- 所在地:京都府京都市
- 団体名:一般社団法人 Green Hand
自立援助ホーム MILESTONE - プロジェクト名:子ども達が安心して乗れる自動車(社用車)への買い替え
- 助成額:450,000
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- No:16
- 所在地:京都府京都市
- 団体名:公益財団法人 京都YWCA カルーナ
- プロジェクト名:トラウマケアの眼鏡を拡げよう!(トラウマインフォームドケアの理解を進め、支援者・協力者を拡げる)
- 助成額:300,000
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- No:17
- 所在地:京都府京都市
- 団体名:特定非営利活動法人 クローバーロード自立援助ホーム クローバーロード
- プロジェクト名:生活環境を整備させるための事業
- 助成額:450,000
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- No:18
- 所在地:兵庫県尼崎市
- 団体名:一般社団法人 若葉
自立援助ホーム 若葉 - プロジェクト名:思い出のページを増す旅行(ディズニーランド2泊3日)
- 助成額:450,000
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- No:19
- 所在地:鳥取県鳥取市
- 団体名:社会福祉法人 鳥取こども学園
自立援助ホーム 鳥取スマイル - プロジェクト名:2023鳥取スマイル季節外れの夏休み~スクリーンの中から実体験へ~
- 助成額:250,000
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- No:20
- 所在地:岡山県岡山市
- 団体名:特定非営利活動法人 土田の里
自立援助ホーム ソレイユ - プロジェクト名:みんなが安心できる車輛購入
- 助成額:460,000
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- No:21
- 所在地:広島県大竹市
- 団体名:認定特定非営利活動法人 とりで
自立援助ホーム ゆめじ - プロジェクト名:ホーム職員と子どもたちの社会見学と体験
- 助成額:350,000
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- No:22
- 所在地:香川県丸亀市
- 団体名:特定非営利活動法人 丸亀街づくり研究所
自立援助ホーム 若者独立塾 丸亀おひさま荘 - プロジェクト名:子どもが安全で快適に生活する為の環境整備事業
- 助成額:400,000
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- No:23
- 所在地:香川県高松市
- 団体名:一般社団法人 ひいらぎ
自立援助ホーム ひいらぎ - プロジェクト名:自転車置き場整備事業
- 助成額:400,000
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- No:24
- 所在地:香川県仲多度郡
- 団体名:特定非営利活動法人 こんぴら鞘橋荘
自立援助ホーム こんぴら鞘橋荘 - プロジェクト名:生活環境整備(居室の修繕)
- 助成額:450,000
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- No:25
- 所在地:愛媛県今治市
- 団体名:一般社団法人 いこなす
自立援助ホーム いこなす - プロジェクト名:地域食堂を活用した、利用者の社会体験事業
- 助成額:450,000
Contactお問合せ
真如苑 公募助成事務局
〒540-0012
大阪市中央区谷町2-2-20、2F
大阪ボランティア協会気付
審査委員コメント
ところが今年は、少し申請内容の様相が異なりました。旅行やイベントなど、子どもたちに夢を与える企画がいつもより多く集まったのです。コロナ禍が少し収まったことと関連しているのかも知れません。とりわけ、その企画立案から実現へのプロセスにおいて、子どもが主体となったり、子どもの意向をくみ取ったりしたような申請が複数ありました。大人が企画したものに、子どもが単に乗っかるのではなく、そのプロセスに子ども自身が参加するということは、子どもにとっても意義があることだと思います。とりわけ印象的だったのは、一人あたりの上限額を設定して、個人で行くかグループで行くかも含め、子どもそれぞれが内容を考えるという企画です。何にどう使うかが審査段階では明らか出ないという意味では、審査としてはやや不安な部分もあります。一方で、子ども側の視点に立つと、自分の夢とお金の現実をすりあわせ、答えを出すという非常に貴重な機会となります。日々の実践の中から生み出されてきたこのような取り組みは、審査委員としても是非とも応援したいと考えています。
もう一つ、研修に関連して紹介したい取り組みがあります。これまでもホーム関係者あるいは地域住民を対象にした研修企画や啓発行事は毎年のようにありました。個々のホームごとのこうした取り組みは非常に重要です。しかし、これでは地域全体の質の向上はあまり期待できないと思います。自立援助ホームは小規模であり職員数が限られています。そうすると遠方に出掛けての研修を受ける機会は限られてきます。日帰りで出掛けることのできる研修があれば、地域(ブロック)の質が上がる可能性があります。今年の申請に中には、地域ブロックでの研修企画があり、これも是非とも応援したい取り組みでした。
社会的養護のもとで育つ子どもの状況はますます厳しくなってきています。そのような中で、皆様方が子どもたちに寄り添いつつ育ちを支え、見守っていただいていることに心より感謝する次第です。またこのような出会いを作っていただいた真如苑の事務局の皆様、さらにはご浄財を通じて、子どもたちを支えていただいている信徒の皆様にも、心よりお礼申し上げます。
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さて、今年度の審査をしての印象ですが、まず、申請内容よりも、自立援助ホームの業務の多彩さを改めて認識させられたというのが、一番の感想でした。もともと自立援助ホーム(児童自立生活援助事業)は、児童養護施設などの児童福祉施設を退所した子どもたちのアフターケア的な意図をもって立ち上げられたわけですが、自宅から直にくる子が増えたことは、以前の講評にも書かせていただいたとおりです。今では、それらの子どもたちの支援に加えて、児童相談所の一時保護所が満員であるために、その代替としての一時保護の場として子どもたちを支援しているホームが大変増えました。また、対象としている子どもたちの年齢層も幅広く、上は20歳を越える子どもから、下はなんと幼児まで、ひじょうに幅広くなっているということがわかりました。そういった事柄を反映した申請内容が増えてきたというのも今回の印象として強く残りました。
一方、自立援助ホームの現状がこうであるのに、その事業に関する国の最低基準(運営基準)が曖昧であり、保障も無いということも、また問題であることも感じられました。そのせいか、今回も職員のサポートやスキルアップ、物心両面からの補助に関する申請がひじょうに多かったです。4月からは子ども家庭庁も立ち上がったわけですから、こういったことは、まず、国レベルで最低基準を定め、支援していく必要があると強く感じました。
審査に話を戻しますと、上記のような厳しい現状を受けてだと思いますが、地域(ブロック)で研修や問題解決に取り組みたいので、その費用をという申請があったことが強く印象に残りました。それらは、ひじょうに重要なことで、自立援助ホームの支援の質の向上のためには不可欠と思います。今回も助成に繋がっています。ただ、私個人としましては、この真如苑の助成で行うべきものなのかという疑問がずっとあります。自立援助ホームには全国組織がありますし、地域ごとの活動をしているブロック会を持っているところもあることは知っています。重責を担っている自立援助ホームだからこそ、単なる親睦の会とするのでなく、国に意見を出し、研修を企画してスキルアップしていくように活動していくことが、組織としては重要なのではないでしょうか。ご一考いただければと思います。
真如苑の助成は、毎年こう来たかと思うような夢のある自由な発想の申請が必ず入っていて楽しみです。今年もありました。子どもたちの喜ぶ顔が見えるようなワクワクする申請を今後も期待しています。
真如苑の助成事務局の皆様、信徒の皆様には、今年も大変お世話になりました。誠にありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願い申しあげます。
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