自立援助ホーム支援助成
2024年度 助成選考結果
自立援助ホーム支援助成
助成団体総数24団体
No、所在地、団体名 など
- No
- 所在地
- 団体名
- プロジェクト名
- 助成額
-
- No:1
- 所在地:北海道釧路市
- 団体名:一般社団法人 ココロミクラフティ KCカルム
- プロジェクト名:快適な生活を送る為の物品購入事業
- 助成額:260,000
-
- No:2
- 所在地:北海道函館市
- 団体名:特定非営利活動法人 シゴトシンク北海道 サイド7
- プロジェクト名:これからのIT社会を担う児童と、それを精一杯支える職員にPCのある日常を!!
- 助成額:350,000
-
- No:3
- 所在地:宮城県仙台市
- 団体名:社会福祉法人 東北福祉会 せんだんの家
- プロジェクト名:学習環境整備事業(学習机椅子9セット)
- 助成額:380,000
-
- No:4
- 所在地:秋田県北秋田市
- 団体名:社会福祉法人 県北報公会 ようせい
- プロジェクト名:利用者居室にエアコンを設置、暑い夏を快適に過ごし、仕事を頑張ろう!事業
- 助成額:500,000
-
- No:5
- 所在地:茨城県稲敷郡
- 団体名:特定非営利活動法人 青少年の自立を支える会シオン みらい
- プロジェクト名:自立援助ホームみらい 空調設置工事
- 助成額:440,000
-
- No:6
- 所在地:栃木県栃木市
- 団体名:社会福祉法人 イースターヴィレッジ マルコの家
- プロジェクト名:子ども達の人生の糧への援助
- 助成額:330,000
-
- No:7
- 所在地:栃木県那須塩原市
- 団体名:一般社団法人 ガラット にこっと
- プロジェクト名:リフォームで安心・安全・快適な生活環境に!
- 助成額:500,000
-
- No:8
- 所在地:千葉県冨津市
- 団体名:社会福祉法人 天祐会 希望の杜
- プロジェクト名:網戸枠の取り換えと網戸の貼り替え
- 助成額:280,000
-
- No:9
- 所在地:東京都大田区
- 団体名:社会福祉法人 カリヨン子どもセンター カリヨン タやけ荘
- プロジェクト名:今こそ石川へ!~夕やけ荘2泊3日の夏旅行~
- 助成額:500,000
-
- No:10
- 所在地:神奈川県横須賀市
- 団体名:特定非営利活動法人 なんとかなる なんとかなり荘
- プロジェクト名:ウォシュレットと臨床心理士~設備と心の充足を図る~
- 助成額:500,000
-
- No:11
- 所在地:愛知県名古屋市
- 団体名:特定非営利活動法人 子どもセンターパオ ぴあ・かもみーる
- プロジェクト名:入所者居住環境整備事業及び施設内IT環境整備事業
- 助成額:280,000
-
- No:12
- 所在地:愛知県名古屋市
- 団体名:社会福祉法人 中央有鄰学院 きょうわ
- プロジェクト名:きょうわ公用車購入事業
- 助成額:500,000
-
- No:13
- 所在地:愛知県名古屋市
- 団体名:社会福祉法人 昭徳会 かりん
- プロジェクト名:電化製品新調による環境整備事業
- 助成額:280,000
-
- No:14
- 所在地:愛知県瀬戸市
- 団体名:特定非営利活動法人 ひだまりの丘 いと
- プロジェクト名:入居者の自立促進事業
- 助成額:250,000
-
- No:15
- 所在地:愛知県春日井市
- 団体名:特定非営利活動法人 なごやかサポートみらい Begin
- プロジェクト名:入居者の移動支援に必要な車両購入事業
- 助成額:500,000
-
- No:16
- 所在地:滋賀県守山市
- 団体名:認定特定非営利活動法人 四つ葉のクローバー シェアハウス夢コート
- プロジェクト名:社会的養護の就労支援事業
- 助成額:460,000
-
- No:17
- 所在地:大阪府大阪市
- 団体名:認定特定非営利活動法人 こどもの里 パレット
- プロジェクト名:こどもの安心・安全のための生活環境および住環境整備事業
- 助成額:490,000
-
- No:18
- 所在地:大阪府大阪市
- 団体名:社会福祉法人 大阪児童福祉事業協会 そらまめ なでしこ
- プロジェクト名:児童自立援助ホーム「そらまめ なでしこ」の老朽化した家電商品の買い替えによる住環境整備事業
- 助成額:500,000
-
- No:19
- 所在地:岡山県津山市
- 団体名:特定非営利活動法人 未来へ 太陽
- プロジェクト名:自立援助ホーム太陽 施設環境整備
- 助成額:200,000
-
- No:20
- 所在地:広島県広島市
- 団体名:特定非営利活動法人 要 縁
- プロジェクト名:縁あって出会った縁を、もっともっと深めよう旅行
- 助成額:330,000
-
- No:21
- 所在地:香川県仲多度郡
- 団体名:特定非営利活動法人 こんぴら鞘橋荘 こんぴら鞘橋荘
- プロジェクト名:いろんな料理を実践!味わう!ホームの食事を豊かにする調理器具の購入
- 助成額:100,000
-
- No:22
- 所在地:香川県丸亀市
- 団体名:特定非営利活動法人 丸亀街づくり研究所 nature
- プロジェクト名:皆が集い憩いの場となるための環境整備事業
- 助成額:500,000
-
- No:23
- 所在地:香川県高松市
- 団体名:一般社団法人 ひいらぎ ひいらぎ
- プロジェクト名:みんなで一泊旅行
- 助成額:260,000
-
- No:24
- 所在地:福岡県福岡市
- 団体名:公益財団法人 福岡YWCA カルーナFUKUOKA
- プロジェクト名:カルーナFUKUOKAの修学旅行
- 助成額:310,000
Contactお問合せ
真如苑 公募助成事務局
〒540-0012
大阪市中央区谷町2-2-20、2F
大阪ボランティア協会気付
審査委員コメント
自立援助ホームの利用者に限らず、全般的に、社会あるいは人間関係適応力が低下している若者が増えています。自立援助ホームを利用する若者も当然その状況にあるわけですが、加えて、一人ひとりの育ちの背景がますます多様化、複雑化し、自分の気持ちの整理が十分できないままに大人になりつつあるものが一般以上に多いようです。その結果、自立支援では、どの支援パターンで支えていくのかを決めるアセスメント力、多様な支援パターンで対応できるような事前準備、支援を必要に応じて評価し、修正しつつ支援の質を高めていく力などが重要です。
今年の助成申請事業も、住環境の整備や生活必需品の買い換え等が多くなっています。子どもたちの安全、安心等のために、必要なことであり、このこと自体を問題にするものではありませんが、できれば、これをどのように自立支援に結びつけていくのかという視点があると、住環境や生活必需備品の整備の意義もより高まると考えています。
近年申請として増えて来ている旅行なども同様です。失われた過去を埋めるというのも自立あるいは前向きに生きるためのスタートとして意味がありますが、行く目的をどう考えるか、行く場所をどこにするか、どのように予算の使い方をするのかなど、企画そのものと自立支援との関係も重要です。
以上のような内容が、書類上垣間見えると、審査員としては、本助成事業の意義を改めて感じることができ、嬉しく思います。また、過去に助成を受けられたホームでは、その評価も記載いただけるとなおさらです。
ところで、2022年に改正された児童福祉法の規定の多くが、2024年4月から施行となりました。周知のこととは思いますが、そのなかには、①児童自立生活援助の年齢による一律の利用制限の弾力化(上限年齢の撤廃)、②社会的養育経験者等を通所や訪問等により支援する拠点を設置する事業の創設(社会的養護自立支援拠点事業)など、自立援助ホームとの関連が深い内容が複数含まれています。また、こども基本法に基づき、こども大綱が昨年策定され、今年は、こどもまんなか実行計画、社会的養育推進計画などが個々の地方自治体で策定されます。これらは、自立援助ホームの実践にも影響するものです。施策の方向性、それぞれの事業者の実践理念、さらには、本助成事業の基金を提供いただいた真如苑の信者の皆様のお気持に思いを馳せながら、社会的養護のもとで育つ若者たちの自立を引き続き支えていただきたいものです。
続きを読む
それから、助成金には、効果が不可欠です。受け取って終わりではなくて、子どもたちにどんな影響があったのかを、具体的に示していくことも大事だと思います。過去の助成金の効果を書く欄が申請書にあったのですが、受けたことすら書いていない団体があって、とても悲しくなりました。申請団体の皆さんは、子どもの自立を援助する事業をされているはずです。人から暖かい支援を受けたなら、まず感謝の気持ちを表すことは、社会で生きていく上での基本ではないでしょうか。まず職員の方々から、子どもたちに見本となるよう、それを日々の行為として実践してほしいと思います。
最初にきついことを申し上げましたが、現場の皆さんの日々の業務の大変さは察して余りあります。こどもたちのニーズもまちまちで、また、複雑で難しく、職員の方々が、子どもたち一人ひとりに寄り添った支援をと奮闘されているのもわかり、頭が下がる思いです。この助成事業は、真如苑の信者さんからの、そういった大変なお仕事をされている皆さんを、子どもたちを思う温かい気持ちから進められています。これからもそのお気持ちに沿うように、有効に活用していただきたいと思います。
今年度は、内容的にみますと、生活環境整備という物理的な支援の申請と、旅行などの体験支援が多かったです。その一方で、毎年同じ内容の職員支援の申請内容を繰り返している団体も目立ちました。趣旨はわかるのですが、今回は厳しい結果となりました。助成金は1年ごとの物です。常時必要な事柄ならば、通常の経費の中で予算化していくことも必要でしょう。ぜひ取り組んでもらいたいと思います。我々審査員も人です。「そう来たか」と思えるようなわくわくするような新しい内容の申請があると、心から応援したくなります。児童福祉法が改正され、この4月から、子どもの声を聞くこと、支援に反映させることが義務化されます。ぜひ、そのような動きの一環として、この助成を今自分たちに必要なものは何で、優先順位は何が一番でと、子どもたちに考えてもらい、話し合うきっかけにしてください。
子どもたちがこの助成の交付によって、笑顔になってくれることが、何より私たち関係者の願いです。
続きを読む